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ハードディスク

(3)ハードディスク

 若い方は、フロッピーディスクというものに直接触れた経験がおありなのだろうか。多分あるのではないか。ペラペラとした柔らかいディスクに磁性体を塗って作られた記憶メディアである。私が覚えている範囲では、1995年前後に、同業者たちと数冊、本を出版した際に、自分の書いた原稿をフロッピーディスクで出版社に送った。更にそこからさかのぼること十年、1985年の初頭だったが、うまれて初めてパソコンを購入した頃には、フロッピーは、データの保存だけではなく、システムの保存にも使われていた。システムをディスクから読み込むまでは、パソコンは何もできない、ただの箱だった。


 そうした状況は、ハードディスクが登場することで一転する。一度、アプリケーションをハードディスクにインストールしたら、アンインストールしない限り、そのまま常駐するのだ。おおきな進歩だった。システムの入ったフロッピーディスクが、ガッチャンガッチャンと音を出して仕事をしていたのとは違い、作業が円滑になった。そして、技術の進歩で、記憶媒体としてのハードディスクの大容量化が進んだ。


 比較のために、フロッピーディスクの容量のデータをあげておくと、1971年のIBM発売のものは8インチで128KB、1980年のソニーの3.5インチのものは、360KB。それに対し、現在のパソコンのハードディスクは1TBが主流で、それより小さいものを市場で見つけるのが難しい状況だ。

 ひとくちに「360KB」から「1TB」へと言っても、この両者の数字には、なんと、300万倍という驚くべき相違があるのだ

# by tokyo_sendai_net | 2017-02-11 03:02

CPUとメモリー

(1)CPU


 CPUはパソコンの頭脳に相当する部分。トップメーカーのIntel社のCPUでは、高性能のものからいうと「Core i7」、「Core i5」、「Core i3」と並び、その下に「Celeron」シリーズが来る。一般に、高性能のCPUが求められるのは、動画の編集をしたりゲームソフトを使う時だと言われている。したがって、パソコンを使うのはワープロで文書を作る時とネットを閲覧する時だけというような場合は、CPUは「Core」シリーズでなくとも、「Celeron」で十分という声が多い。

高機能CPUと平均的CPUとでは、かなり価格が異なり、したがってパソコン本体の価格も違ってくるが、四、五年は使うのだから、その程度の差なら、上位のものを買っておくというのも、ひとつの考え方だろう。






(資料) 2017年2月現在のCPUの流通価格


Core i7    ¥45,000~70,000

Core i5    ¥25,000~30,000

Core i3    ¥15,000~

Celeron    ¥4,000~6,000




(付言: 筆者は、長年Corei5の機種でワープロ文書を作成してきたが、それだけの仕事に限定すば、五分の一程度の価格のCPUでも十分にこなせるということを知ることとなった。)





(2)メモリー

 ハードディスクはデーターを保存する部品だが、磁気を使っているため処理に時間を要し、パソコンの動きが遅くなる。そこで磁気ではなく電気にデーターを保存するということでメモリーが誕生した。

 メモリーの容量が大きければ、複数のソフトを同時に動かせたり、大きなソフトを動かせたりする。メモリーが不足するとパソコンはHDDに書込みを行うので、その結果、動作は遅くなる。やはり、メモリーは大きい方がいい。

 こころみに現行の東芝の機種6台で比較すると、10万円前後の機種は4GBのメモリーにとどまっているのにたいして、20万円前後のものでは、一様に、16GBのメモリーになっている。



(以下、関連サイトURL)



○ CPU・メモリーに関して詳しいサイト

http://pcsyosinsya.com/CPU.htm

http://pcsyosinsya.com/MEMORY.htm




○ Intelのサイト

http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html



○ パソコン通販サイト・Amazon.com

https://www.amazon.co.jp/PC%E6%9C%AC%E4%BD%93-%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E6%9C%AC%E4%BD%93-%E9%80%9A%E8%B2%A9/b?ie=UTF8&node=2188762051



○ パソコン通販サイト・楽天市場
http://www.rakuten.co.jp/category/computer/



○「価格.com」
http://kakaku.com/pc/

(国内で、どのような機能、性能のパソコンが流通しているのかが、詳しく把握できる。)

# by tokyo_sendai_net | 2017-02-11 02:36